2008年3月31日月曜日

2008年3月27日木曜日

Paul Robertson新作 『Kings of Power 4 Billion %』

Indie Games.com より)

probertson: Kings of Power 4 Billion %
http://probertson.livejournal.com/23973.html

GIFアニメ的なドット絵で、過剰な暴力表現を描いた『Pirate Baby's Cabana Battle Street Fight 2006』で、世界中の度肝を抜いたPaul Robertsonの新作が公開。

YouTube - Kings of Power 4 Billion % - trailer


Trailerとか本編の最初の方を見た段階では「『Pirate~』よりグロく無いかな?」とか思っていたら、後半そりゃもうエライ事に・・・

正直ヒクんだけど「凄いものを見た」っていうインパクトが勝ってしまう。そんな感じ。

読んでるブログを追加

なんかしばらく前からBloggerの管理画面でこれ以上リンクの追加が出来ないものと勘違いしてたんですが、今日やってみたら普通に出来たので、「読んでるブログ」に何件か新規リンクを追加しました。

「読んでるブログ」は文字通り私がRSS購読しているブログのリストで、中でも「好き」だとか「すごい」とか「参考になる」と思っているブログを集めたもの。
あんまりズラズラとリンクを貼るのはお行儀が悪いなぁとは思いつつ、普段から読んでるブログでも、まずコメントとか書き込んだりはしないタチなので、一応「こんな奴が読んでますよ」って意味でリンクしてます。

2008年3月26日水曜日

最近気になった「ゲームと音楽」の話題

「ゲーム音楽」じゃなくて「ゲームと音楽」の話題から
書こうと思ってメモしておいたのに結局書きそびれてしまうネタが多いので、とりあえず文字に起こすの優先で書き留めておきまする。


It’s official: games revenues overtake music at retail - www.mcvuk.com
http://www.mcvuk.com/news/29787/Its-official-games-revenues-overtake-music-at-retail

2007年の英国の小売販売におけるゲーム関連の収益(売上高)が音楽関連商品の収益を上回る。
リンク先に2005年からの数字が出てます。この話題自体は昨年末に速報として報じられていたもので、それが確定したという記事。


Video-game sales overtaking music - MSN Money
http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/Extra/VideoGameSalesOvertakingMusic.aspx

上の関連記事を探してたら見つけた。こちらは米国のマーケット予測記事。
「米国ゲーム産業の市場規模は2008年にも音楽産業のそれを上回るだろう」とかなんとか。



Games That Launched the Band - GameCareerGuide.com
http://www.gamecareerguide.com/features/495/games_that_launched_the_.php

EAで音楽/マーケティング部門を束ねる偉い人へのインタビューで、内容は「バンドの成功にゲームでのランセンス使用曲が果たした役割は大きいよ」というお話。

EAの偉い人曰く―
  • Good Charlotteのブレイクには『Madden 2003』が大きな役割を果たした
  • Avril Lavigneが最初にヨーロッパで紹介されたのは『FIFA 2003』
  • Fabolousがアメリカで注目される切っ掛けになったのは『NBA Live』、その後彼のアルバムは200万枚以上のヒットを叩き出した
  • iPodのCM曲として一躍ヒットしたJETの「Are You Gonna Be My Girl」は、それ以前に『Madden 2004』で広範なリスナーを獲得していた
  • EAが『Madden 2005』でAvenged Sevenfoldを起用した時点では、彼らはまだメジャーレーベルと契約する前だった
  • 『FIFA 2005』では、当時売り出し中のFranz FerdinandMarcelo D2Scissor Sistersを起用。彼らの初期キャリアに大きく貢献した
  • 長年の間無名のバンドだったOzomatliは『Madden 2005』で注目された後、iPodのCM曲やグラミー賞ノミネートなど華々しい実績を残している
  • 『Def Jam Vendetta』はたった一つのゲームから、新たにHip-Hopの世界的なマーケットを作り出した
まぁ起用した当事者の発言なので、ある程度割り引いて必要があるにせよ、実際そこそこ有名なバンドのアルバムなんかより、ゲームソフトの方が販売枚数的にはデカイわけです。
特に『Madden』や『FIFA』は毎年、出せば数百万本をコンスタントに販売するお化けソフト、しかも『FIFA』ともなると世界中で売れるサッカーゲームですから、売り出し中の無名バンドにとって、世界規模で数百万人のリスナーの耳に触れるゲームソフトへの露出は決して馬鹿に出来ない影響力があります。

自分も前に、たまたま見つけたバンドの公式サイトで「ぼくらの楽曲が『Project Gotham Racing 2』に収録されました!」「『PGR2』の使用曲はニューアルバムの○曲目に入ってます!(だから買ってね!)」みたいな謳い文句を見つけて面食らった事があるんですが、これなんかも、ゲームから入ったリスナーをバンド側が強く意識しているという一例ですよね。


Mega64: Freezepop "Brainpower" Music Video
http://www.youtube.com/watch?v=uZRzGZL6d70




「ゲームからブレイク」繋がりで、Guitar Heroシリーズで(特にオタク層で)ブレイクしたバンド、Freezepopの新曲ミュージックビデオ。
ビデオ制作をゲームのパロディコント番組として有名なMega64が手掛けたっちゅうことで、ゲーマー的にも要注目。



Indie Music Label Releases Comp For Audiosurf - GayGamer.net
http://gaygamer.net/2008/03/indie_music_label_releases_com.html

アメリカのインディーレーベルAsthmatic Kittyが、Audiosurf向けにコンピレーションアルバムをリリース。
ちょっと意地悪に捉えると、単なるネットレーベルのMP3アルバムに「ゲーム向けのコンピレーション」というフックを噛ませただけじゃねぇかと言えなくも無いんですが、外部からこういうアプローチがあるってのは面白い展開。
Audiosurfはオーディオファイルのフォーマットやエンコードオプション、タグ情報によって、コースやランキングが微妙に変わる可能性があるので、リファレンス的なオーディオソースが提供されるのは、ゲーム的にも良い事なんじゃないでしょうか。



Kotaku: Fez Music Dude Makes Suda Remix!
http://kotaku.com/365430/fez-music-dude-makes-suda-remix

何故かニコニコ動画でも人気の、3D×2Dミックスアクション『Fez』のコンポーザーさんが、『No More Heroes』のリミックスアルバムに参加するという話題。
最初これ見て「インディーゲームのコンポーザーとグラスホッパーにどういう接点があったんだろ?」と不思議に思って調べてみたら、『Fez』の音楽を書いたJason"6955"DeGrootさんは東京を拠点に活動している、その筋じゃ有名なChiptuneミュージシャンだそうです。
1月に吉祥寺であったクラブイベント、「ファミ詣」でもFezのDJプレイをしたとか。(動画もあり)

2008年3月23日日曜日

VGMdbのアルバム登録数が7244枚を突破、J.G.M.L.を超える

VG Frequency: VGMdb surpasses J.G.M.L. in album count
http://www.vgfrequency.com/vgmdb-surpasses-jgml-in-album-count/

昨年秋頃から本格スタートしたゲームサウンドトラックデータベースサイトVGMdbのアルバム登録数が7244枚を超えて、国内の老舗データベースJ.G.M.L.の登録数を上回ったようです。


http://vgmdb.net/

・VGMdbの年別・ジャンル別アルバム枚数統計
http://www.vgmdb.net/db/statistics.php?do=release_year


統計データの内訳を見て分かるように、VGMdbのデータベースはプロモ用のサンプラーCDや同人CD、ネット頒布のMP3アルバムなど、J.G.M.L.がフォローしていない分野のアルバムも含んでいるので、純粋にオフィシャルサウンドトラックのDBとしては依然としてJ.G.M.L.が最大。
また、古めのGMアルバムだとVGMdbには見当たらないものも多いので、完全にJ.G.M.L.の代替となるまではいきませんが、それにしても、これだけのデータベースを短期間(前身のGamingforce Audioを含めても3年)の内に構築してしまった海外ゲームミュージックファンの熱意には頭が下がります。

2008年3月15日土曜日

和製RPGの影響をモロに受けてそうなインディーゲーム『Rhapsody』

TIG Source より)



Project: Rhapsody
http://www.projectrhapsody.com/

独立系開発者によるインディーRPG『Rhapsody(たぶん仮題)』の開発中デモ映像。
たまたまこの前紹介したPixel JointのスパルタンXのピクセルアートを描かれていた方が、アーティスト(日本で言うグラフィッカー)として開発に参加しているそうです。

TIG Sourceには「意欲的なRPG+無報酬の開発者+複数年に渡る開発期間=Vaporware」「・・・というのが相場だけどこのプロジェクトは見込みがありそう」的な事が書かれてますが、ホントにここまで作ったんなら是非完成させて欲しいですねぇ、うまくいけばProject Exileみたいに家庭用ハードで発売される道も無いでは無いわけですし。

魂斗羅DS届いた

ちょうど世界樹2が一段落付いた(スタッフロールまで)ところだったので、息抜きにとりあえずEASYで始めてみたら4面でゲームオーバー。噂には聞いてたけどムズいですな~。

まぁEASYなら何とかなりそうなんで、GAME KOMMANDERさんのステージ解説を楽しみにしつつ頑張ります。

// とか言ってるうちに、3回目のトライでEASYクリア。とはいえNORMALはやっぱ無理そうなのでチャレンジモードで腕を磨くことにします。


お目当ての特典サントラは、ゲーム中の全曲に加えて、Smash Bros.によるアレンジVer.が1曲入ったスペシャル版。
ライナーにはvirt氏の略歴が載っていて、これがまたいい内容なんですわ。以下転載。
ジェーク・カウフマン(Jake Kaufman)
別名 virt として知られている。 6歳の時から、毎日魂斗羅をプレイしている自他共に認める魂斗羅の大ファン。
自分の音楽的才能の形成に、コナミのゲームが大きな役割を果たしてきた事を確信してやまない。
だから、最初に魂斗羅 Dual Spiritsの音楽担当に採用されたと知った時、信じられない思いでいっぱいだった。
(後略)
かぁー!いいなぁ!

アレンジコミュニティの第一人者が日本のコンシューマタイトルを手掛けるって事で、海外では結構な話題になっていたんですが、残念な事にサントラが制作されたのは日本版のみ。
幸い、VGM Worldが海外へ向けてサントラ付魂斗羅DSの取り扱いをしているので、ここから少しでも多くの魂斗羅ファン・virtファンの手にサントラが行き届くと良いですね。

2008年3月8日土曜日

「The King of Kong」がすげぇ面白そう

KingInK: 「The King of Kong:A Fistful of Quarters」鑑賞
http://kingink.biz/archives/1453
ビリー・ミッチェルは80年代初頭から数々のアーケードゲームを制覇し、「ライフ」誌にも取り上げられ、1999年には「パックマン」のパーフェクトスコアを獲得して、 「20世紀最高のゲームプレーヤー」としてナムコの会長である中村雅哉からも表彰された伝説のゲームプレーヤー。彼が1982年に出した87万点という 「ドンキー・コング」のスコアは前人未到の最高得点であり、ビリーは長らく他のプレーヤーたちの尊敬の対象となっていた。

ところがある日、ビリーの記録を破ったという男が現われる。彼の名はスティーブ・ウィービー。中学校の化学教師で家族思いの優しい父親である彼は、自宅のマシンで練習を重ね、100万点を超すハイスコアを達成したというのだ。
Kinginkさんの「The King of Kong」評。

ドンキーコングに「キルスクリーン / 22面まで到達するとメモリのオーバーフローが起きて強制的にゲームが終了する」と呼ばれる現象があるなんて初めて知りましたよ。常人には到達できないレベルの話だ・・・。

単純にドキュメンタリーとしても高評価らしいし、あらすじだけでも滅茶苦茶興味を惹かれたんですが、日本で公開される予定はあるんでしょうか?
上映は難しいとしても、DVDでもテレビの深夜映画枠でも何でもいいから是非一度観てみたいです。

2008年3月4日火曜日

3Dゲーを2D風に描いたピクセルアート

insert credit より)








ドットアート・ピクセルアートのコミュニティサイトPixel Jointのコンペ作品から。

Pixel Joint: Pixel Art Challenge 3D Mock Up
http://pixeljoint.com/2008/01/21/2421/Challenge_Awards-_3D_Mock_Up.htm

ピクミンとかこんな感じでDSに出して欲しいっすねぇ。2Dで。
サイドビューACT風のダーククロニクルも面白そう。


3D→2Dじゃないけど、別ページにあったスパルタンXも巧いです。


つかみ男:「ワーイ!」
トーマス:「・・・」

2008年3月3日月曜日

植松氏がスクウェアを辞めた理由

1UP: あなたがスクウェアを退社したのは、最終的に何が切っ掛けになったのですか?
これ以上FFシリーズに縛られ続けるのが嫌だった?それともあなたが個人的にエニックスとの合併を望んでいなかったのでしょうか?

植松: 新宿に移ったんですよ会社が。それがねぇ・・・ウチから遠くなった(笑) それが嫌だったんです。
「新宿」っていう街が嫌いでね、なんかあそこに行くと方向感覚が狂うんですよ。変な嫌な街だなぁ、と思っていて。空気も汚いし人もいっぱいだし。
こんな街は絶対嫌だと思っていたところにスクウェアが行っちゃって・・・。あと目黒(旧スクウェア本社)より遠くなったんで、ウチが多摩川なんで車で一時間以上かかるんですよ朝。
「これは・・・もういいや」と思って。ホントにそれが一番の理由なんです。

植松: もう一つなにかまともらしい事を言うなら、年齢がそろそろ上になってきて会議が増えてきたんですよ。
で、会議ばっかりに時間がとられて作曲が出来なくなりつつあった。
「このままスクウェアに大人しく残って、管理職で一生を終えるのか」それとも「音楽を作るのが好きか」って考えたらやっぱり音楽を作るのが好きなんで、そっちを選んだっていう感じですね。


1UP.comの植松伸夫ロングインタビュー「A Day in the Life Of Nobuo Uematsu」より
植松氏の発言は翻訳じゃなくてインタビュー動画からの文字起こしです。元動画はコチラ(6分~)

スクウェア退社後に植松さん本人の口から退社の理由が語られたのは多分これが初めてだと思うんですが、案外拍子抜けというか。
当時のスクウェアって坂口氏の退社や組織の再編(スクウェアサウンズも分社化→吸収されたり)、インタビュアーも訊いているようなエニックスとの合併があったりして、誌面で見る限りでもゴタゴタしていたので、植松さんの退社もそれの延長線上にあると勝手に想像していたんですが、本人の中では「会社の移転で生活サイクルを崩されるのが嫌だった」というのが一番の理由だったようです。


ただ、気になるのは、その大元になったスクエニ新宿移転の理由。
1UP: そもそも、なぜスクウェアは新宿に?
例えばコナミなんかは、森タワーや東京ミッドタウンや、その時々の流行スポットに社屋を移転する傾向があるようですが・・・。

植松:あれはね、目黒から移ったのは占い師さんに言われたんですよ、和田(洋一)社長が。
台湾のパオさんという占い師さんに「ここは良くない」と。(目黒)雅叙園がね。
だから和田さんが持って行った幾つかの候補地の中から、「新宿のココにいったら良い」って言われて・・・。これはホントに和田さんから聞いたんですよ、本人に。

1UP:つまり、スクウェア・エニックスは占い師の言う通りにした結果、最も重要な所属作曲家を失ってしまったという・・・それってちょっと笑えない話ですね。

占いねぇ・・・。要するに風水的なことなんだろうけど、それに振り回される社員さんはたまったもんじゃないよなぁ、と。
まぁ合併で本社機能を移転する事は前々から決まってたんだろうし、最近のスクエニは業績好調なので結果的には良かったんでしょう。
でもインタビュアーの人も「スクエニが(FFの)スピンオフ作品を乱発しているのも、その占い師のせいですか?」的なことを言ってますが、現在のスクエニの方向性に違和感を感じる者としては、正直あまり気持ちの良い話じゃないですね。

// 方向性が嫌なだけで、個人的にはスクエニは相変わらず好きなんですけどね。FF12も全肯定ですよわたしゃ。



このインタビューでは他に、スクウェアに入る前の話、坂口博信氏の男気の話、海外コンサートの話、「スーパーマリオは国歌」発言(ニコ厨なので吹いたw)等々、色々と面白い話が飛び出しているので、インタビュー動画(1,2,3,ex)を見るか、光学冥彩さんのまとめも参照して下さいな。

1UPは前に崎元仁氏にもインタビューしてましたが、この調子で作曲家インタビューを続けてくれると嬉しいですねぇ。1UPの中でも結構人気ある特集みたいだし(このインタビューなんかはBoing Boingにも取り上げられてましたよ)

2008年3月1日土曜日

ニッポンのあそこで - トレイラー



こういうセンスは相変わらずプレイステーション陣営の十八番だな~。素敵。