書こうと思ってメモしておいたのに結局書きそびれてしまうネタが多いので、とりあえず文字に起こすの優先で書き留めておきまする。
It’s official: games revenues overtake music at retail - www.mcvuk.com
http://www.mcvuk.com/news/29787/Its-official-games-revenues-overtake-music-at-retail
2007年の英国の小売販売におけるゲーム関連の収益(売上高)が音楽関連商品の収益を上回る。
リンク先に2005年からの数字が出てます。この話題自体は昨年末に速報として報じられていたもので、それが確定したという記事。
Video-game sales overtaking music - MSN Money
http://articles.moneycentral.msn.com/Investing/Extra/VideoGameSalesOvertakingMusic.aspx
上の関連記事を探してたら見つけた。こちらは米国のマーケット予測記事。
「米国ゲーム産業の市場規模は2008年にも音楽産業のそれを上回るだろう」とかなんとか。
Games That Launched the Band - GameCareerGuide.com
http://www.gamecareerguide.com/features/495/games_that_launched_the_.php
EAで音楽/マーケティング部門を束ねる偉い人へのインタビューで、内容は「バンドの成功にゲームでのランセンス使用曲が果たした役割は大きいよ」というお話。
EAの偉い人曰く―
- Good Charlotteのブレイクには『Madden 2003』が大きな役割を果たした
- Avril Lavigneが最初にヨーロッパで紹介されたのは『FIFA 2003』
- Fabolousがアメリカで注目される切っ掛けになったのは『NBA Live』、その後彼のアルバムは200万枚以上のヒットを叩き出した
- iPodのCM曲として一躍ヒットしたJETの「Are You Gonna Be My Girl」は、それ以前に『Madden 2004』で広範なリスナーを獲得していた
- EAが『Madden 2005』でAvenged Sevenfoldを起用した時点では、彼らはまだメジャーレーベルと契約する前だった
- 『FIFA 2005』では、当時売り出し中のFranz Ferdinand、Marcelo D2、Scissor Sistersを起用。彼らの初期キャリアに大きく貢献した
- 長年の間無名のバンドだったOzomatliは『Madden 2005』で注目された後、iPodのCM曲やグラミー賞ノミネートなど華々しい実績を残している
- 『Def Jam Vendetta』はたった一つのゲームから、新たにHip-Hopの世界的なマーケットを作り出した
特に『Madden』や『FIFA』は毎年、出せば数百万本をコンスタントに販売するお化けソフト、しかも『FIFA』ともなると世界中で売れるサッカーゲームですから、売り出し中の無名バンドにとって、世界規模で数百万人のリスナーの耳に触れるゲームソフトへの露出は決して馬鹿に出来ない影響力があります。
自分も前に、たまたま見つけたバンドの公式サイトで「ぼくらの楽曲が『Project Gotham Racing 2』に収録されました!」「『PGR2』の使用曲はニューアルバムの○曲目に入ってます!(だから買ってね!)」みたいな謳い文句を見つけて面食らった事があるんですが、これなんかも、ゲームから入ったリスナーをバンド側が強く意識しているという一例ですよね。
Mega64: Freezepop "Brainpower" Music Video
http://www.youtube.com/watch?v=uZRzGZL6d70
「ゲームからブレイク」繋がりで、Guitar Heroシリーズで(特にオタク層で)ブレイクしたバンド、Freezepopの新曲ミュージックビデオ。
ビデオ制作をゲームのパロディコント番組として有名なMega64が手掛けたっちゅうことで、ゲーマー的にも要注目。
Indie Music Label Releases Comp For Audiosurf - GayGamer.net
http://gaygamer.net/2008/03/indie_music_label_releases_com.html
アメリカのインディーレーベルAsthmatic Kittyが、Audiosurf向けにコンピレーションアルバムをリリース。
ちょっと意地悪に捉えると、単なるネットレーベルのMP3アルバムに「ゲーム向けのコンピレーション」というフックを噛ませただけじゃねぇかと言えなくも無いんですが、外部からこういうアプローチがあるってのは面白い展開。
Audiosurfはオーディオファイルのフォーマットやエンコードオプション、タグ情報によって、コースやランキングが微妙に変わる可能性があるので、リファレンス的なオーディオソースが提供されるのは、ゲーム的にも良い事なんじゃないでしょうか。
Kotaku: Fez Music Dude Makes Suda Remix!
http://kotaku.com/365430/fez-music-dude-makes-suda-remix
何故かニコニコ動画でも人気の、3D×2Dミックスアクション『Fez』のコンポーザーさんが、『No More Heroes』のリミックスアルバムに参加するという話題。
最初これ見て「インディーゲームのコンポーザーとグラスホッパーにどういう接点があったんだろ?」と不思議に思って調べてみたら、『Fez』の音楽を書いたJason"6955"DeGrootさんは東京を拠点に活動している、その筋じゃ有名なChiptuneミュージシャンだそうです。
1月に吉祥寺であったクラブイベント、「ファミ詣」でもFezのDJプレイをしたとか。(動画もあり)