報告だけじゃなんなので、半年間、Bloggerを使ってみた感想なんぞを書いてみたいと思・・・って書いてたらなんかすげぇ長くなってしまった・・・
Bloggerの良いところ
1.対応したブログ作成・運営支援ツールが多い
Windows Live WriterやFeedBurner、FirefoxアドオンのScribefire等々、Blog関連ソフトやウェブサービスの多くはBlogger用の設定を用意してくれているので、導入が楽でアレコレ気軽に試すことが出来ます。特に私がBloggerを選んだ理由の一つが、Scribefireが使えることだったので、この点では非常に満足。
ScribefireはFirefoxで動作するブログ記事作成ツールで、導入するとブラウザの下半分ほど(可変)の領域にブログ書き込み画面を呼び出して、「上半分でネタ元のウェブサイトを確認しながら、下半分でブログを書く」といった事が出来るようになるアドオンです。
もちろん書いた記事はそのまま投稿できるし、書きかけの記事はノートとして保持しておいたり、過去記事もScribefire上で加筆・修正できる為、ちょっとした記事や修正書き込みならBloggerにログインしないで片付ける事が可能。
私は自分の書いた文章読むと基本的に死にたくなるので、ブログを読み返したり書き直したりという事は殆どしてこなかったんですが、Scribefireのお陰で多少は手をつけるようになりました。
2.バックリンク機能
Bloggerにはトラックバックの代わりにバックリンク(被リンク)を表示する機能が有ります。
見た目は普通のブログ記事に付くトラックバックと同じですが、実際にバックリンクに表示される基準は「その記事へリンクを貼っている」+「Weblogs.comへpingを撃っている」という2点のみで、トラックバックのように送る側が明示的に操作しなくても、リンクさえすれば自動的にバックリンクとして表示されるというのが特徴。
トラックバックにはスパムの温床というネガティブなイメージがあったり、送る側にもトラックバック用のURLを手動で貼らなければならないといった煩雑さがあって、私も前のブログでは2,3回しかトラバを撃った事なかったんですが、本音ではもっと気楽にトラバ送ったり受けたりしたかったので、その辺りバックリンクの気楽さが気に入っています。記事本文へのリンクが必須なので今のところあからさまにスパム的なリンクも来ていないです。
3.他のGoogle関連サービスとの連携
投稿はGoogle Toolbarから、画像はPicasa、動画はGoogle Video、公式のブログガジェットにはYoutubeやAdsenseがあり、そして統計情報にはGoogle Webmaster Toolsと、まさにGoogle浸け。
1つのウェブサービスにリソースを集中するというのは普通はあまり褒められた態度じゃないですが、ブログを書くだけならGoogleで統一してしまった方が何かと楽です。
4.RSSが全文配信
細かい部分ですが、私自身普段からRSSを購読しまくっているので、たまにある「全文配信されない・改行がおかしい・画像が表示されない」といったアレなRSSと違って、Bloggerの吐くRSSがまともだというだけでプラス評価です。
Bloggerの残念なところ
1.国内ユーザーの少なさと、英語サポートの壁
Bloggerを導入するだけなら、クリボウの Blogger 入門 というすんばらしい解説サイトがあるので簡単なのですが、このBlogger入門やクリボウのBlogger Tips、Blogger Beta Tipsさんなどで書かれていない事を調べようとすると途端に壁にぶち当たります。
Bloggerのヘルプは一部しか日本語化されていないので、細かい内容を調べようとすると英語を読むしかないし、英語版のヘルプでも旧Bloggerと新Blogger(Blogger beta)のものがゴッチャになっていたりしてげんなり。
開発者ブログのBlogger in draftも当然英語なので、自分はもう最新情報を追いかけるのは諦めてクリボウさんのBlogger Tipsだけをチェックするようになりました。
2.トラックバックが使えない
良い点でも書いたように、Bloggerにはトラックバック機能がありません。
このブログのように誰に言うでもなく好き勝手な事を書いているブログではトラバなんか使わないから問題無いのですが、積極的に他のブログに言及したり、交流したりしたいという人にとってはマイナスでしょう。
ただ、Bloggerでも外部ツールを使えばトラックバック可能になるようです→ クリボウの Blogger 入門: トラックバック
3.Googleで複数のアカウントを使っているとログインが面倒
GmailやGoogle Readerの普段使うアカウントとBloggerで別アカにしてると余計面倒です。出来ればBloggerを始める前に統一しておきたいところ。
まとめ
悪いところも書きましたが見ての通り殆ど重箱の隅みたいなもので、Blogger自体には不満らしい不満はありません。
バックリンクやブログロール(横に貼ってる「読んでるブログ」ガジェット)も他のブログではあまり無い機能だし、OpenIDのような新しい技術も何気にYahooやmixiより先に導入されていたりして、なかなか使っていて楽しいブログです。
サポートがアレなので最初のブログとしてはオススメできないかもしれませんが、既にブログをやっている人の移転先だとか、セカンドブログの用途には良い選択肢だと思います。