話自体は結構前から聞いていて、紹介するタイミングをすっかり逸していたんですが、今月北米でXBLAとPSNの配信が始まる『Super Street Fighter II Turbo HD Remix』に新規追加されるアレンジ曲として、ゲームアレンジコミュニティ OverClocked ReMixが制作したストIIリミックスアルバム『Blood on the Asphalt』の曲が収録されています。
もちろんカプコンオフィシャルです。
もちろんゲーム中に使われます。
そう、実際にゲームでOC ReMixの曲が流れます!
経緯についてはArs Technicaのインタビュー記事に載っていて、要は単純にHD Remixのプロデューサー氏が『Blood on the Asphalt』を気に入り、そのまま正式にゲームへの起用を打診してきたんだとか。OCR側もそれを受け入れて、代表のDavid Lloyd氏(djpretzel)とBotAのプロジェクトリーダーを務めたShael Riley氏がSoundtrack Directorとして『HD Remix』に参加。ゲームに合わせたリアレンジの修正や進行の管理など、カプコン側と各曲のリミキサー陣との間に立って調整役として動いたようです。
インタビューではdjpretzelが「僕たちの挑戦が、ゲームメーカーとファンコミュニティが協力して何かを成し遂げる良い先例となれば」と意気込みを語っているほか、「今後も機会があればサイトとしてゲームの音楽制作に携わりたい」とも話しているので、もしかしたら将来的にOC ReMixが全曲プロデュースしたゲームが出るかも?
・・・うーん、凄い。
Virtが魂斗羅4に参加したときも興奮したけど、今回はOCRのサイト自体が主体となってゲームメーカーと協力するという話で、Virtの時以上に驚かされました。いやーたまげた。
// (余談というか蛇足)
実はカプコンというと、ちょっと前に出た『Bionic Commando Rearmed(バイオニックコマンドー マスターD復活計画)』でも、ゲームのギター演奏動画で一躍Youtube's StarになったChris Kline(Vertexguy)さんをテーマ曲のギターアレンジに起用していたりします。その辺り、特にCAPCOM USは良い意味でミーハー気質な所があるのかもしれませんね。